金城昌太郎びんがた工房の「仕事」

「色彩」~金城昌太郎びんがた工房のこだわり ③

色について


父:金城昌太郎が後輩達と
紅型(びんがた)についての話をしている時に特に感じるのが、
「天然顔料の美しさ」についてです。

顔料には、

「鮮やかだけど、時が立つにつれて深みが増す美しさがある。」

とよく言っているように感じます。

私はこの話を初めて聞いた時に

「深みが増す美しさって何だろう?」

と何を言っているのか全く理解できませんでした。

私自身は紅型の制作に携わっていないので、
理解しようと思ってもなかなかムズカシイのですが、
2016年に開催した個展の際に展示された作品を
父と一緒に見ている時にこういう事なのかなと感じました。

それは父が今から40年以上前に染めた着物なのですが、
古典柄の配色をそのままほどこしているので、
たしかに鮮やかなのですが、
時がたって、その鮮やかさが落ち着いて深みを増しているような感じがしました。

さらに父の色に対するこだわりは、
顔料を溶かす染料にもあります。

それは、「豆汁(ごじる)」です。

金城昌太郎びんがた工房では、
顔料を溶かす際には、
なるべく新しい国産の豆腐豆で作った「豆汁」を使います。

豆汁は、新鮮な方が良い。という父:金城昌太郎の考えがあり、
3日以内の作った豆汁を使用して色を作っているとの事でした

その為、私は幼い頃から定期的にこの豆汁を作る音を聞いており、
私の中での琉球紅型の音と聞かれたら

この「豆汁を作る音」

と迷わずに答えます。

下記の動画は、
私が幼い頃から聞いていたすり鉢で豆腐豆を潰して豆汁を作る作業風景です。

以前、上記の動画を見られたお客さまより

「なぜ、豆汁を使うのですか?」

との問いに対して、当主:金城昌太郎は下記のように答えております。

豆汁(ごじる)には、顔料の定着を促進する効果、にじみ止めの効果がある。豆汁に顔料を、水彩絵具みたいにいろいろな色を混ぜ、好きな色を作る。朱の色、一つとっても黒ずんだ朱やオレンジ色のような明るい朱がある。自分がどんな色を表現したいかを考え、自分の納得のいく色ができるまで工夫しながら、何度もチャレンジしながら作っていく 。

と・・・、
私が父から聞いた事を元にお伝えできる「琉球紅型(びんがた)」の色についてはここまでになりますので、
さらに深い紅型の色の魅力などについては、
ぜひ工房に見学に来て頂き父:金城昌太郎より直接お話をお聞き頂ければと思います。
※ 現在、一人でマイペースに創作活動を行っておりますので見学の際には、「お電話」もしくは「メール」にて事前にご予約の程、よろしくお願いいたします。

 

金城昌太郎びんがた工房へのContact

沖縄那覇の首里城近くで沖縄の伝統工芸品

「琉球紅型 - Ryukyu-Bingata - 」の制作を行う

金城昌太郎びんがた工房 です。

琉球紅型師/金城昌太郎(きんじょうしょうたろう)が、すべての工程を一人で丹精をこめて創作にあたっているため、年間わずか10本前後しか作ることが不可能な創作柄オリジナル着物帯となっております。

工房にて、金城昌太郎本人より作品の見学やご説明とご提供。デザインスケッチ時の思い出話など、作品にまつわる様々なエピソードなどをお客様ひとりひとりにお話ししております。

沖縄が誇る伝統工芸品「琉球紅型- Ryukyu-Bingata -」の世界観と魅力に触れてみませんか?一度、お話を聞きにお気軽に工房へお越しくださいませ。

作品へのご質問・購入や工房見学、その他お問い合わせ等については、↓TELまたはお問い合わせよりご連絡くださいませ。

 

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