金城昌太郎びんがた工房の「仕事」

「デッサン・スケッチ」~金城昌太郎びんがた工房のこだわり①

スケッチについて

息子の私から見て
紅型師である金城昌太郎は、
琉球王朝時代の紅型(びんがた)の美しさを
常に追い求めているように感じます。

「なぜ、それほどまでに
琉球王朝時代の紅型に魅力を感じるのか。」

ずっと疑問に思っておりましたが
ある時、後輩達に話をしているのを聞いて、

「なるほど!」

と、とても共感した事がありました。

 

琉球王朝時代に制作された沖縄の古典紅型にも、
初期の作品には本土の友禅模様を模倣したものがたくさんある。

そのような模倣した模様でも、
最初は誰かがデザインしないと作る事ができない。

という事は、
誰かがそれをスケッチした人がいた。

そう思った時に、
沖縄独特の創作紅型(びんがた)を作るには
沖縄の自然をスケッチしないといけないと思った。


この会話を聞いた時に、
父がなぜ、それほどまでに
琉球王朝時代の紅型にこだわり、
そして「スケッチ」にこだわるのか。
が、わかったような気がしました。

頻繁にスケッチに行く理由

昌太郎は、
スケッチをするのが本当に大好きで、
常日頃、
スケッチブックを持ち歩き、
道端に咲く野草を
スケッチしております。
また、自分の描きたい沖縄を
スケッチする為に
沖縄本島あらゆる所に行っております。
ある時、
父を慕う後輩が質問をしておりました。
「よく、同じ場所にスケッチに行かれるのですが、
どうしてですか?」

その答えにも
昌太郎らしさを感じました。

 

四季を通してスケッチに行くと
どこかに いままで描いていない面白い野草や風景がある。

ないかもしれないが、
行かないと出会えない。

このような偶然発見した色合いなどを、
紅型のどこかにちょこんと色として用いる事はできないか・・・

できないかもしれないけど、
見ていた方がいいと思い行くのです。

 



それまでは、
単純にスケッチが好きでいろんな景色をみたいから、
やんばるまで行くのかなと思っていたのですが、

この返答を聞いた時に
昌太郎のスケッチ対する
強いこだわりを目の当たりし、
【0から1を生み出すスケッチ大切さ】
を感じました。

金城昌太郎びんがた工房で
制作している帯につきましては、
父の様々なエピソードがありますので、
ぜひ、お気軽に工房見学にお越しくださいませ。


(想いの強い作品ほど、父がとても楽しそうに話しますので時間には余裕を持ってお越しくださいませ。)

油絵について

金城昌太郎びんがた工房のミニギャラリーには、
複数の「油絵」が、所狭しと展示されています。


ある日、工房を見学されたお客さまが

「油絵もされるんですか?」

と質問した際に、
昌太郎が嬉しそうに答えていたのがとても印象的でした。

紅型は線が大事だと思う。

油絵も線が大事だから、
何か共通点がどこかにあると思う。

型彫りの時も 線の強弱が大事。

絵も線が大事。

目には見えなくても
色と色の重なった所が線となる。

そういう所に面白さがないだろうか
と思い油絵を描いている。

いかがでしたでしょうか。

その他にも工房内には、
当主:金城昌太郎が
何気なくデッサンした水彩画など
が飾られております。

ぜひ、沖縄にお越しの際には
実際に工房ご来店頂き、
金城昌太郎本人より
直接、琉球紅型についてお聞きくださいませ。

金城昌太郎びんがた工房の見学は、
琉球紅型の工程や道具の説明よりも、

琉球紅型職人:金城昌太郎が
制作しました六通帯の作品を眺めながら、
それぞれの作品にまつわるエピーソードを聞いたり
金城昌太郎が考える
「琉球紅型(びんがた)」の魅力について、
琉球王朝時代の紅型の事であったり、
沖縄独特の景色について、
好きなスケッチ場所などについて語り合う事が大半です。


※ 話が盛り上がった時には長時間になる場合も多々ございますので、ご見学の際には時間に余裕を持ってお越しくださいませ。

注意:県外から見学にこられるお客様も多いので、
ダブルブッキングしないように事前にご連絡くださいませ。

[動画]スケッチ風景

こちらの動画は、
ある晴れた日に昌太郎が
工房横の庭に咲いていた花をスケッチした様子です。
常日頃から散歩の際にはスケッチブックを持ち歩き、
上記の動画のように気になる沖縄の風景をササッと描き、
今後の図案のネタとして、ストックしているそうです。

 

金城昌太郎びんがた工房へのContact

沖縄那覇の首里城近くで沖縄の伝統工芸品

「琉球紅型 - Ryukyu-Bingata - 」の制作を行う

金城昌太郎びんがた工房 です。

琉球紅型師/金城昌太郎(きんじょうしょうたろう)が、すべての工程を一人で丹精をこめて創作にあたっているため、年間わずか10本前後しか作ることが不可能な創作柄オリジナル着物帯となっております。

工房にて、金城昌太郎本人より作品の見学やご説明とご提供。デザインスケッチ時の思い出話など、作品にまつわる様々なエピソードなどをお客様ひとりひとりにお話ししております。

沖縄が誇る伝統工芸品「琉球紅型- Ryukyu-Bingata -」の世界観と魅力に触れてみませんか?一度、お話を聞きにお気軽に工房へお越しくださいませ。

作品へのご質問・購入や工房見学、その他お問い合わせ等については、↓TELまたはお問い合わせよりご連絡くださいませ。

 

▼琉球紅型 - Ryukyu-Bingata -に生涯情熱を注ぎ続ける。紅型師/金城昌太郎の作品ギャラリー集

- follow me on Instagram @ 金城昌太郎びんがた工房 -

 

▼関連記事をあわせてご確認くださいませ。