
「語れるシャツ」で伝えたい『琉球紅型(びんがた)の魅力について』
琉球紅型と言えば、黄色を貴重にしたカラフルなド派手な染め物をイメージされる方が一般的だと思います。
※ 写真の帯は、父:金城昌太郎が制作した「いじゅの花」という作品になります。
今回のアイテムでは、父:金城昌太郎が伝えたい琉球紅型(びんがた)の本質を伝えるべく
その「派手な色」を排除して、白黒のモノトーンで表現しております。
なぜ、そこまで「柄(デザイン)」を表現したいか。と言いますと、
父が大切にしており次世代へ残したい琉球紅型の要素に「色」と「型」があります。
父がよく言う言葉の一つに
「一般的に広く見られる琉球王朝時代のすばらしい『デザイン(型)』も、最初は誰かがスケッチした。」
と言っており、
「スケッチなどの創作活動をとても大切にしております。」
そのスケッチ、そして型紙の魅力を少しでもわかりやすく表現する為に今回は、白黒のモノトーンで表現しております。
また、父:金城昌太郎は常日頃
「デザインを支えるものは、「 技 術 」。
せっかくの図案がよくても「型彫り」が未熟では、作者の意図を表現することはできない。」
と言っており、「型彫り」の大切さを強く言っております。
その型彫りによって制作されるモノが「型紙」です。
「型紙」とは、琉球紅型で柄を表現する際の元となるデザイン画の事で、
下記の動画のように色を挿さない所に糊をふせて柄を表現していきます。
※ 父:金城昌太郎の職人目線による型置きの工程の様子
また今回の「語れるシャツ」で、使用している柄は、
初夏の沖縄の夜に一夜だけ咲く「さわふじ」になっております。
花言葉も「幸福の訪れ」となっており、縁起もよい素敵な花です。
そして今回、制作している「語れるシャツ」は、父:金城昌太郎が制作した「さわふじの型紙」を忠実に再現して柄を表現しております。
いかがですか?
「語れるシャツ」が伝えたい
・父:金城昌太郎のスケッチに対する想い
・琉球紅型(びんがた)における『型紙』の重要性
・デザインへの想い
などがおわかり頂けたのではないでしょうか?
僕がいきついた紅型を次世代へつたえていく第一弾「語れるシャツ」を、よりたくさんの方へ知っていただけるよう、
CAMPFIREでクラウドファンディングにチャレンジしました。
沖縄那覇の首里城近くで沖縄の伝統工芸品
「琉球紅型 - Ryukyu-Bingata - 」の制作を行う
金城昌太郎びんがた工房 です。
琉球紅型師/金城昌太郎(きんじょうしょうたろう)が、すべての工程を一人で丹精をこめて創作にあたっているため、年間わずか10本前後しか作ることが不可能な創作柄オリジナル着物帯となっております。
工房にて、金城昌太郎本人より作品の見学やご説明とご提供。デザインスケッチ時の思い出話など、作品にまつわる様々なエピソードなどをお客様ひとりひとりにお話ししております。
沖縄が誇る伝統工芸品「琉球紅型- Ryukyu-Bingata -」の世界観と魅力に触れてみませんか?一度、お話を聞きにお気軽に工房へお越しくださいませ。
作品へのご質問・購入や工房見学、その他お問い合わせ等については、↓TELまたはお問い合わせよりご連絡くださいませ。
▼琉球紅型 - Ryukyu-Bingata -に生涯情熱を注ぎ続ける。紅型師/金城昌太郎の作品ギャラリー集
- follow me on Instagram @ 金城昌太郎びんがた工房 -

最近のお知らせお知らせ一覧
2月23日(祝:水)〜27日(日)金城昌太郎びんがた工房 新作帯 展示発表会 開催!

【先行予約受付中】琉球紅型×琉球藍染 シャツ
「語れるシャツ」について目次一覧

那覇市歴史博物館に琉球王朝時代の「花模様の紅型衣装」が展示されております。
